
はじめに
僕が庭の仕事をしようと決めたのは大学4年の時、父の仕事の手伝いで行った現場に来ていた、後の師となる方との出会いでした。
その方の丁寧さの奥にある革新的で野心めいた姿勢に迫力と魅力を強く感じ、大学を卒業後はその方の元で働くことを決めました。
共にする庭仕事で学び、動き、真似るの繰り返しの中で生物を愛し、自然をなぞるような姿勢が師にとって公私共に欠かせないものだと感じました。
同じ様にはなれないし、超えられるとも思いません。
ですが、その姿勢は自分の中で確かな形としてあり続けるものとなりました。
それから紆余曲折を経て、独立することを選択し今日にいたります。
勤め初めの時"足元の草にも目を配る"という師匠の教えと、植木屋として学び鍛え、進んでいく"道"として今の屋号をつけました。
植物を人の営みにつなげる。
伝わってきた教えと今求められていることに寄り添ってお仕事をさせていただければ幸いです。
ともみつ りょうた
友光 亮太